#11 ブロッコリーとカリフラワーの違いから多様性を見つめ直す旅

ブロッコリーが大好物なのに、カリフラワーは絶対に食べることができないヌリ。

色々調べたところ、ブロッコリーとカリフラワーの間には成分的な違いは色素以外にほとんどないため、ブロッコリーが好きならカリフラワーも食べれるはず、らしいです。

そんな実情に、なぜ?と悩むヌリですが、色違いポケモンに違和感を感じるのと同じく、ブロッコリーという比較対象があるからカリフラワーに違和感を感じるのでは、というところに話は展開していきます。

ここでブロッコリーとカリフラワーを一緒くたにして考えており、純粋性批判の話に近しい構造であることに気づきます。

全てをグループ化して考えるのは一種の危険性をはらんでいますが、一方でそれをしすぎないことは別の危険性を持っているとサミーは主張します。

例えば、俯瞰してある種のデータとしてカテゴライズすることに、大きな合理性を有していることは間違いなく、これをしないと話ができないことも事実存在しています。

大事なのは話題の距離感であり、個体を見ているのか、全体を見ているのかは切り分けて考えなければいけない、ということに話は着地します。

いやぁね、こんな話を真面目にしても、食べれないものは食べれないですわ。

頭と感覚っていうのは全く別機関のようです。

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日系ブラジル人のサミーとジョージが、多様性を日常の視点からゆるく雑談するポッドキャスト、「境界線上に生きる」のエピソードをまとめています。文化の違いやアイデンティなどを、様々な観点から配信中です。

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