#79 パターンからの逸脱

僕たちは様々なパターン(規則)の中で生きてる。どんなにパターンから逸脱しようとしても、無意識のうちに何かのパターンに入り込んでく。

「言葉に支配されている」僕たち人間は、人間として普通に生きている限りは必ず何かしらのパターンに入り込んでしまう宿命にあると言えます。

言語の柵から解放され、パターンから抜け出したいサミーと、パターンから抜け出す(狂う)とはどういうことなのか、自分の唯一無二の気づきや体験をするにはどうすれば良いのか、そして言語に支配されているとはどういうことのなのか。

そんなことを雑談している「#79 パターンからの逸脱」をまとめました。

狂っているとは

このエピソードでいう狂っているとは、規則・パターンから抜け出すこと。

人間は常に規則性のある生き方をしており、どんなに決められたパターンから抜け出そうとしても、そこにはまた誰かが作ったパターンが現れる。

我々は常に誰かが創造したパターンの上を生きているのに過ぎない。

特に街を歩いていると、そこにあるビルや信号待ちをしている人々など、景色や行動、そして感情でさえも全てがパターンに当てはまっており、バグが起きていることは全くない。

見える全てが自然に見えていることの不自然さを感じるのは、僕たち人間が言語に支配されているからだと感じています。

僕たちは言葉に支配されている

僕たち人間は、言葉を操っているように見えて、実は言葉によって支配されているのかも知れない。

僕たちが今見ている世界というのは、当然現在ないしは過去の人間が思考することによって出来上がった世界です。

街にあるビルや横断歩道、赤信号は止まるというルールなど、この世界のほとんどは、人間が作り上げた思考や概念を「言葉」として昇華することで作り上げてきたものです。

「言葉」としてものを理解し、それがなんであるかを分解できるからこそ、人類が今の文明を作り上げることができた、というのはいうまでもありません。

ただ逆にいうと、「言葉」を通して全ての物事を理解しているからこそ、僕たち人間は言葉の外側に行くことはできないといえるでしょう。

また様々な研究で、複数の言語を操る人は多重人格であると発表されています。これは、使う言語の特性によって、物事の考え方や捉え方が変化し、性格が変化するためです。

つまり僕たちは、今そこにある本来の世界を見ているのではなく、自分が扱っている言語によってこの世界を解釈し、認識しているのです。

未来を考えると悩む

アマゾンの奥地に「ピダハン族」という民族が話す言語は、言葉の数が他の言語に比較して少なく、また過去や未来に言及する言葉がありません。

「過去や未来を表すことがない言葉」によって世界を見ているこの民族は、食料などを未来のために貯蓄するという概念がなく、今しかない世界で生きています。

ある種動物的で、僕たちと比較して文明的な世界で生きていないピダハン族は、その民族のうち約8割以上が幸福度が高いという研究が出ており、その一つの要因として言葉に支配されずに、「今この瞬間を生きている」ということが挙げられるのではないでしょうか。

一方で僕たちは、言葉が溢れすぎているがゆえに、過去に悩み、苦しみ、また未来に希望を感じ今を生きていていると言えるでしょう。

言葉を利用する身にならないと、言葉に支配される危険性が生まれる

言葉に支配されすぎると、そこに人間の意思がなくなる。

今、目に映る風景がありふれた景色に見える、というのがこの典型でしょう。

世の中に存在するパターンを多く知り、要素分解をし、そのパターンを利用するということをしないと、僕たちはずっと言葉に支配され続ける危険性があります。

このように日本語を使う時の思考体験を事前にわかっていれば、俯瞰して物事を考えることができるかも知れません。

ある時に感じるイライラなどの感情は、自分本来の感じる感情が要因なのか、もしくはある種のパターンからきている要因なのかを知ることで、自分の感情をより大切にできるかも知れないですね。

日系ブラジル人のサミーとジョージが、多様性を日常の視点からゆるく雑談するポッドキャスト、「境界線上に生きる」のエピソードをまとめています。文化の違いやアイデンティなどを、様々な観点から配信中です。

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